「CERES」は、Clean Environment, REcycling & Safetyの略。リサイクルが可能な、環境に優しい竹箸です。
日本人は年間約250億膳もの割り箸を使用し、そのほとんどを廃棄しています。
この、もったいない現状をなんとかしたい……「CERES」はそんな想いから生まれました。
年間約6,000万膳を全国の飲食店などに供給し、そのうち約6割を回収。
全国16ヵ所の知的障がい者福祉施設などで炭焼きされ、堆肥とともに土へ還ります。
有害な薬剤は一切使っていません。その安全性と環境配慮は高く評価され、
平成20年に開催された北海道洞爺湖サミットのスタッフ用食事に40万膳が採用されました。
防カビ剤や防腐剤、漂白剤などの有害成分は使用せず、
安全なミネラル成分で抗カビ処理をしています。
食事するときはもちろん、炭を焼くときも、堆肥化して土に還すときも安全。
人体や地球に悪い影響を与えません。自然な竹の色と香りを
お楽しみいただけます。
シラカバ、エゾマツ、アスペン(ポプラ)、杉など割り箸の原料として使われる木は、植林してから伐採可能となるまでに30年から70年を要します。
しかし、竹はわずか3、4年で成長します。自生力が強いため、
植林の手間も省けます。また、よい竹林を保つには定期的な伐採が必要。
手入れのために刈った竹を箸にすれば、無駄な伐採がなくなります。
「CERES」竹箸は、使用後に回収して竹炭にするリサイクル運動により、
廃棄物ゼロを実現しました。竹炭は微生物を着床しリサイクルセンターで
堆肥化されるため、食品残渣リサイクルの一部にもなっています。
堆肥となった竹炭は、農地に必要な「炭素」として貯蓄されます。
その農地で安全・安心な農作物を生産し、資源を循環させるのです。